[王子神社祭礼の田楽の起源]
王子神社の田楽は、今で言う東京の北半分
から埼玉県に至るまでの広大な地域の支配者だった「豊島氏」が当地に紀州熊野の「王子神」を勧請して王子神社の社殿を造営し、
ここの地を「王子」と定めた1322年元亨2年(後醍醐天皇の時期)の中秋より始められた、といわれています。 江戸時代になって、このお祭は、ひろく江戸の人々に知られるところともなり、 小林一茶もこの田楽を見に来ました。 「 鑓(やり)やらん いざいざおどれ 里わらわ」 ( 王子神社の祭礼は魔除けの槍祭として在りましたから、田楽をおどった者に縁起物の鑓(やり)をあげましょう、との意味です。)
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