田楽というげいのう(芸能)のとくちょう。田楽ってなんだろう。
あなたのちかくに、「田楽(でんがく)」とよばれている芸能げいのうはありませんか?地方によっていろいろなちがいもあります。(ちがいを見てゆきましょう。)
ぎざぎざに切った竹どうしをこすりあわせる「ささら」というおなじなまえのがっきを持つげいのうを、田楽とよんでいる地方もあります。このように、田楽というげいのうには、その地方地方でいろいろなかたちがあるので、じぶんの町(村)の田楽のことを言うときは、どんなものなのかさいしょに言っておくと良いでしょう。
王子神社の王子田楽は、ひねって打(う)ち音を出す「ささら」(ビンザサラともいう)をもつ芸能で、こういう田楽は「おどりの田楽」といいます。([田楽躍(おど)り])。
この田楽おどりという芸能は,木や竹を短く板のようにしたのをなんまいも、ひもでつなげた「ささら」という楽器をもつほか、つづみをもつなどなどが全国きょうつう(共通)で、一れつになったり、二れつになったりして、横ぶえの音(ね)にあわせておどります。
こういう田楽躍り(おどり)という芸能(げいのう)が今も日本のあちこちにつたわっています。
あちこちといっても、たくさんあるわけではなく、たった50くらいしかないとてもめずらしいものなのです。
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